赤城と詩歌アンソロジー

募集要項

サークル「うみのいへ」です。この度、「赤城と詩歌アンソロジー」を企画し、小冊子を発行する運びとなりました。企画に賛同し参加頂ける方を広く募集します。

『古今和歌集』仮名序に「花に鳴く鶯、水に住む蛙の声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける」(日本古典文学全集版による。)と説かれてありますが、赤城さんにも波風の音や色に触れて、ふと歌をくちずさむようなことがあるでしょう。あるいは、どこか人世を超脱したようなところのある赤城さんですから、そうした歌が口にのぼることも多いかもしれません。

また、「赤城」はそれ自身地名でもありますから、これに関連した詩歌句などもたくさんあります。こうした作品を振り返りつつ、赤城さんの生活に思いをはせることも、また興味深いことでないかと思います。

本冊子タイトルは、公募および投票の結果によって選出されたものであり、『万葉集』所収の相聞歌「君待つと 我が恋ひ居れば 我がやどの 簾動かし 秋の風吹く」(作・額田王、巻4・448。引用は日本古典文学全集版による。)を出典とします。これは慕う人の訪れを待ち焦がれる間、すだれの動きにはっと心をときめかせていたら風に揺れただけだった――素朴ですが、恋い焦がれる心の動きを描き取った素敵な歌であり、赤城さんにも、どこかこのように、そっとひとを恋しのびつつ風の訪れにすら心を動かされてしまうようなところがあるのではないでしょうか。

ここまで、和歌の話を中心に述べてきましたが、もちろん「詩歌」とはこれに限定するものではありません。外国語の詩や近現代の詩でも結構です。赤城さんと詩歌についてご興味をお持ちの方は、ぜひふるってご参加くださいませ。

企画要目

赤城さん(艦これ、空母)と詩歌に関する創作作品を掲載した冊子を発行します。

詩歌とは、和歌・俳句・漢詩・近現代の詩・外国語の詩・歌謡などを想定していますが、これらに限定されません。赤城さんが作ったものでも、赤城さんをよんだものでも構いませんし、論考のようなものでも構いません。赤城さんにぴったりと相応しい詩歌を題材としていれば結構です。

工程表

赤城と詩歌アンソロジー
  • 2021.1.12
    募集開始日

    募集要項を公開し、受付を開始します。

    下に参加登録フォームがありますから、そちらから参加登録をお願いします。

    作品投稿方法は、参加登録後別途お知らせいたします。

  • 2021.4.12
    投稿期限日

    作品の投稿受付を終了し、編集作業を開始します。

    「うみのいへ」は、作品の投稿を受け付けた日から2週間以内に内容を確認し、修正の要求または提案をします。

  • 6週間
    修正期間

    編集作業と並行して、修正のための連絡をとり、制作者と相談しながら修正を進めていきます。

    誤字・脱字のようなものはもちろん、よりよい内容とするためのお手伝いをさせて頂きます。

  • 2021.5.24
    修正期限日

    修正のご要望は、この日までにお願いいたします。

    この日を過ぎますと、ご要望の反映はできません。

  • 2021.6.27
    発行予定日

    印刷冊子・電子冊子を発行し、BOOTHを利用して通販を実施します。また、各種即売会への参加も検討しております。

  • 3か月
    サークル管理期間

    上記通販・即売会での販売は、発行の日から3か月間実施します。

  • 2021.9.26
    企画満了予定日

    サークル管理期間満了をもって、企画は終了します。

    通販等も企画終了をもって終了となります。

募集内容・応募資格

作品制作者を募集します。定員の定めはありません。

応募資格は、次の4項目を満たすことです。

  1. 本企画のテーマに賛同して頂けること
  2. 電子メールでの連絡が取れること
  3. 発行の日において、義務教育を修了し、または、義務教育修了と同等の資格を有すること
  4. 制作上必要となる意思疎通を日本語によって行えること

応募方法

次のフォームから参加登録を受け付けております。事前の参加登録に、どうぞご協力をお願いいたします。

https://forms.gle/nXbwjHM7n1AkycEz9

受付期間は、1月12日午後10時から、4月12日午後10時までです。

冊子規格

本企画では、印刷冊子および電子冊子を制作します。

編集技術上の都合により、作品を3つの類型に分けて処理を行います。

印刷冊子

A5版右開きの上製冊子です。ラッパーをつけるかどうかについては、今のところ調整中です。

本文は縦組みで、原則として2段組にしますが、和歌や詩などで1段組を希望される場合は、ご相談頂ければ対応いたします。

また、本文はスミ一色刷ですが、まんが・イラストといった画像を主とする作品も受け付けております。

電子冊子

再フロー可能レイアウトのEPUB3形式です。本文縦組みで、表紙はjpeg画像ファイルとして格納します。

まんが・イラスト作品については、各ページを幅1200px高さ1703pxのjpeg画像ファイルとして格納します。こちらはカラーで作成して頂いても構いません。拡大縮小の関係でスクリーントーン部分にモアレが発生することがありますのでご了承ください。上記形式の画像ファイルを別途作成の上ご提出いただくか、グレースケールで作業して頂くことを推奨しております。

作品規格

今回の企画では、小説のような文章を主とする作品とまんがのような画像を主とする作品の他に、詩歌のようなより柔軟な配置を必要とする作品を受け付けるため、新しい作品区分を設けました。

また、修正期間を延長して、余裕のある制作・進行が可能となるよう、工程を調整しております。

作品区分

大まかな分類は次のようになります。

  1. 文章を主とする作品 例:小説、論考
  2. 画像を主とする作品 例:まんが、イラスト
  3. 文字を主とする作品 例:詩・歌・句

A 文章を主とする作品

このグループには、小説・論考のように印刷冊子・電子冊子ともに縦組で組まれるものが該当します。

基本的なレイアウトは、次の通りです。

  • A5版 縦2組
  • 本文14級(約10ポイント)
  • 一行あたり24文字
  • 本文フォントは黎ミン、Garamond(予定)

「うみのいへ」では、最終的にLaTeXで印刷用データ(PDF)を、Pandocで電子冊子を制作しております。そのため、ご投稿いただいたデータを変換する際、レイアウトにずれなどが生じることがあります。変換後、6週間の修正期間を設けておりますので、その間に必ずPDFデータをご確認いただきますよう、お願いいたします。

推奨する提出ファイル形式はテキスト(txt)です。その他、Microsoft Word、一太郎、Libre Office で開けるものであれば対応可能です。

B 画像を主とする作品

このグループには、まんが・イラストのように画像データとして処理されるものが該当します。

基本的なレイアウトは、次の通りです。

  • 完成サイズA5(幅148ミリメートル・高さ210ミリメートル)
  • 塗り足し5ミリメートル(幅158ミリメートル・高さ220ミリメートル)
  • 解像度 600dpi
  • スクリーントーンを張る場合は、60線(60lpi)

CLIP STUDIO PAINTで印刷用データ(PSD)および電子冊子用画像データ(JPEG)を制作します。

電子冊子用画像データは、最終的に幅1200ピクセル・高さ1703ピクセルのJPEG画像に縮小されます。縮小の際に生ずるモアレを低減するため、グレースケールで制作されることをおすすめしています。

推奨する提出ファイル形式はクリスタ漫画形式(cmc・clip)です。その他、CLIP STUDIO PAINT、MediBang Paint、Inkscape で開けるものであれば対応可能です。

C 文字を主とする作品

このグループには、詩・歌・句のように、柔軟な配置を要求するもの、別行立てや縦1段で組まれることを希望するものが該当します。電子冊子において、作品の一部又は全部を画像で格納するといった対応も可能です。

基本的なレイアウトは、次の通りです。

  • 完成サイズA5(幅148ミリメートル・高さ210ミリメートル)
  • 塗り足し5ミリメートル(幅158ミリメートル・高さ220ミリメートル)
  • 主たるフォントサイズは14級を目安とする
  • 画像データとする場合は解像度 600dpi
  • 電子冊子に画像として格納する場合は、幅1200ピクセル・高さ1703ピクセルのJPEGもしくはPNG画像

当サークルでは、Microsoft Word、一太郎、Libre Office、CLIP STUDIO PAINT、MediBang Paint、Inkscape、Pandoc を用いて制作作業を行っております。これらのいずれかで処理できるものであれば、対応可能です。

どのような紙面にしたいかご相談頂ければスムースに作業を進められますので、ぜひおたずねください。

修正作業

「うみのいへ」は、作品を受け取った後、その内容を確認し、2週間以内に修正の要求または提案をします。

修正の要求

掲載される作品は、以下の4項目を満たすものでなければなりません。

  1. テーマに沿った作品であること
  2. 以下の各号に該当する内容を含まないこと
    (ア) 個人もしくは集団に対する暴力・攻撃・脅迫行為の賛美・煽動
    (イ) 容易に模倣可能な暴力・攻撃・脅迫の描写
    (ウ) 人種・民族・出身地・社会的地位・性的指向・性別・性同一性・宗教・年齢・しょうがい・疾患を理由とした他者への暴力・攻撃・脅迫行為の助長・容認・煽動
    (エ) わいせつな内容
    (オ) 第三者の個人情報
    (カ) 第三者に帰属する知的財産権を侵害するもの
    (キ) 特定の個人もしくは集団に対するひぼう・中傷
    (ク) 日本国内において施行されている法令に違反するもの
    (ケ) 日本国内において施行されている法令に違反する行為の助長・賛美・煽動
    (コ) 本企画の進行・運営を妨害するもの
  3. 明らかな事実錯誤のないこと
  4. 制作者自身の制作した未発表作品であること

提出された作品が、これらの項目を満たさないとき、「うみのいへ」は修正の要求をします。

「うみのいへ」が修正の要求をしたにもかかわらず、修正期限日までに必要な修正がなされない場合、作品の掲載はできませんのでご了承ください。

また、制作者は、修正期限日以前であれば、いつでも作品投稿を取り下げることができます。

修正の提案

「うみのいへ」は、作品を受け取った後、誤字・脱字や事実誤認の可能性があるか所などについて、修正の提案をします。

これは、一般的な校正作業と考えて頂いて結構です。制作者は、「うみのいへ」からの提案について、良いと思えば修正の指示をしてください。修正の指示があった場合、「うみのいへ」はお預かりしている原稿データに修正を加えます。

修正期限日までに修正の指示が無かった場合、修正を加えません。

また、修正期限日を越えると印刷所への入稿作業に移ってしまいますから、新たに修正の指示を頂いても反映できませんので注意してください。

著作権

提出された作品について「うみのいへ」が冊子掲載の決定をしたとき、その著作権は「うみのいへ」に移転します。そして、掲載された場合、その著作権は、サークル管理期間が満了するまで「うみのいへ」に帰属し、同期間満了時に制作者に返還されます。

これは、印刷発行・販売・増刷について「うみのいへ」が主体となって企画を進行するための規定です。もちろん、たとえばサンプルとして、ご自身のSNSアカウントなどに一部または全部をアップしたい、というようなことについて、「うみのいへ」が許諾を与えないことはありません。

ただし、管理期間内に別に印刷冊子に掲載して発行することは、アンソロジー企画の目的を損ない、「うみのいへ」の利益を減少させるおそれがありますから、お控えください。

提出を受けたがなんらかの理由で掲載されなかった作品について、その著作権は、掲載しないことが決定した時、制作者に返還されます。その時以降において、「うみのいへ」が当該作品の利用に対しなんらかの制限を掛けることはありません。

電子冊子に掲載された作品について、制作者は「うみのいへ」に対して作品の自動公衆送信を不可逆的、永続的かつ非独占的に許諾したものとみなします。

これは、BOOTHで予定している電子冊子の配信型出版において、購入された方が引き続きダウンロードできるようにするための規定です。

そして、修正期限日以降、制作者は、「うみのいへ」に対して著作者人格権を行使しないものとします。

これは、修正期限日をこえると公開の同意の取消・修正の指示に対応できなくなることによる規定です。

費用と謝礼

発行や販売にかかる費用は、すべて「うみのいへ」が負担します。

また、サークル管理期間満了時に印刷冊子の残部がある場合、サークル代表者がその全部を定価で購入します。

ご参加頂いた方へのお礼は、冊子の献本をもってあてます。ご友人に渡したいといったご要望もあるかと思いますから、複数部のご希望を頂いても結構です。1回目の配送に限り、無料にて申し受けます。ただし、発行予定数を20程度としておりますから、多数のご要望には応えられません。お一人様5部以下でお願いします。また、数が不足した場合には、アダムズ方式でお渡しする数を決定します。

細則

  1. 「発行予定日」以降、当サークルが製本冊子を受領し、販売できるようになった時、当サークルは、すみやかにその旨を通知し、配布を開始します。
  2. サークル管理期間の起算日である「発行の日」とは、当サークルが製本冊子の配布開始日として指定する日をいいます。
  3. 当サークルの責めによらない事故によって制作・発行が工程表の通りに進行しないことが分かった時、原因となる事故が解決するまで企画の進行を停止させ、工程表を改定し、諸期限日を延長することがあります。
  4. 当サークルが責めを負う事故によって制作・発行が工程表の通りに進行しないことが分かったとき、30日以内の期限を設けて、企画の進行を停止させ、諸期限日を延長することがあります。ただし、本規定による延長は、本企画の全期間を通じて1回しか行えないものとします。
  5. 企画の進行を停止し、工程表を改定し、もしくは諸期限日を延長しても、なお制作・発行が工程表の通りに進行しないことが分かったとき、または制作・発行が不可能であるとわかった時、当サークルは、企画の中止を決定します。
  6. 企画の中止が決定された時、当サークルが管理している作品についての一切の権利は、その制作者に返還されます。
  7. 「発行予定日」を過ぎて、なお一切の連絡が無く、発行の通知も無かった場合、企画の中止が決定されたものとみなします。

付記

2021年3月25日 参加登録フォームのURLを修正しました。Microsoft Forms のものから、Google Form のものへ変更しています。新しいフォームを利用してください。

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